流星の絆

原作読みました。
まずは内容に触れない感想から言うと、なかなかでした。
帯の「東野作品No.1」とかは言い過ぎだけど(苦笑)。
でも、久しぶりにワタシが好きなタイプの東野作品に戻ってくれた〜って感じで嬉しかったです。
最近はいわゆる“社会派”モノが多かったわけですが、どうも暗鬱として読後の清涼感に欠けるものが多かったように思うし、「さまよう刃」や「赤い指」はあらすじ読んだだけで、娘を持つワタシは敬遠してしまうので…。(加賀刑事好きなのに〜!)
白夜行のような作品が東野/圭吾の真骨頂だと見る向きも多いようですが、ワタシは断然社会派より初期作品派です。
「仮面山荘殺人事件」みたいなベタなミステリが一番好き。


さて、多少話が逸れましたが、ここからは内容に触れますので、まだ原作を読まれてない方やまっさらな気持ちでドラマをご覧になりたい方は読まないでください。


泰輔は、原作を読んだ限りでは、兄や妹のサポート役的立場で、意外に見せ場は少なそうな…。
とってもいい子だし憎めないし、「擬態の天才」ということでコスプレ的なお楽しみはありそうですが。
あと、犯人の顔を見たという意味ではキーパーソンですが、そのおいしい場面は子役の子が演じるわけで…。
亮ちゃんの見せ場はあるのかしら〜(汗)。
でも原作どおりに話を進めたらとても10〜12話まで持ちそうにないので、そこはクド/カンさんがいい感じに味付けしてくれてるのかな。
原作読んだ限りでは、泰輔は確かに兄や妹に比べると直情型で単細胞気味ではあるけれど、それはあくまであの兄妹と比べるとって話であって、普通に見たら全然「IQ低めテンション高め」とは思えない。(むしろ努力家でもあり天才肌でもあり人情家で勘も鋭く、非常に頭のいい子だよ!)
「IQ低めテンション高め」がドラマ版泰輔の持ち味とすると、なんかどんくさしたり引っ掻きまわしたりするのかしら。
亮ちゃんの見せ場がたくさんあるとよいな。
しかしながら、原作を読むと正直、ニノミヤくんも亮ちゃんも、イメージ違うような…。こういうのは個人差あるからなんとも言えませんが、アテ読みしたにもかかわらずワタシはしっくりこなかったなぁ…(汗)。
ちなみにワタシが原作からイメージしたキャストは、功一→つまぶきクン、泰輔→上/地クン、シー→沢/尻サンor北/川景/子チャン、かなぁ。
ま、これも賛否両論あるんでしょうね〜。
あと、行成氏が誰かも気になるところ。実はこの人が一番おいしい役どころではなかろうか?
とにかく、亮ちゃんの演技とクド/カンさんの味付けに期待!です。
ラストが原作と違うって話だけど、吉と出るか凶と出るか…。ドキドキ!早く見たい!