1リットルの涙 ※第2話の感想です

このドラマってどうも、能天気に「遥斗萌え〜」とか言える雰囲気ではない感じですけども、ドラマなんだからまぁいいよね、ということでツボを列挙。

  • 亀を眺める遥斗の表情
  • 「ごちそうさま」のときちゃんと手を合わせてたのが可愛い
  • ベッドに寝転がる遥斗の横顔と喉仏と、広げた足
  • わんこを見つめる優しい目
  • 犬についての薀蓄をたれる遥斗の、ちょっと舌っ足らずな話し方と鼻にかかった甘い声が好き
  • 遥斗に雨はつきもの?水もしたたるいい男萌え〜♪
  • 「怖いんだけど」

今回、全体的に遥斗の喋り方が、鼻声で甘えた感じがしましたが、風邪引いたのかな…なんてちょっと気になりました。でもその鼻にかかった舌っ足らずな感じがまた幼くて可愛かったのだ。
あと、なんといっても遥斗の私服がもれなく好み♪シンプルでシュッとしててカッコいい!学ラン姿もだんだん見慣れて違和感なくなってきましたよ(笑)。まだ遥斗の性格も過去もよくわからない感じでいまいち掴めない子ですけども、これから遥斗のこともいろいろ描かれていきそうだし、亜也との絡みも増えてくるだろうから、楽しみです。テレビ誌情報によると、5話では水野先生と遥斗の絡みもあるみたいだし♪
…という感じで亮ちんとエリカちゃんは可愛くて萌え〜なんですけど、ドラマの内容というか脚本に関してはちょっと微妙な気も…。こう思うのは、ワタシが先に原作を読んじゃったせいなんでしょうけど。
ちょっと毒吐くので以下隠します。






ドラマの亜也ってホントに可愛いんだけど、なんと言うか、人間的にあまりにもキレイすぎるというか、「人間くささ」が感じられないのがなんだかなぁという感じです。亜也という人は実在したはずなのに、存在そのものまでがフィクションに思えてしまうの…。
ワタシが原作を読んで感じた亜也さんという人は、うまく言えないけど、コンプレックスや嫉妬や苦悩や葛藤や、そのときそのときの喜怒哀楽が一字一句から力強く伝わってきて、すごく人間くさい魅力に溢れた人だと思ったんですよ。
ドラマ中にも亜也さんが実際に書いた詩が出てくるけど、あのウイットに富んだ力強い詩とドラマの可憐すぎる亜也とがどうも結びつかないんですよね…。
いくらドラマだからとはいえ、「こうさせてあげたかった」という理想を詰め込みすぎて、ちょっと美化しすぎなんじゃないのかなぁと。
あ、でもエリカちゃん自身はとてもいい演技してると思います。素直で健気で可憐で可愛くて、こんないい子がそんな残酷な病気になるなんて!と思うだけで泣けてきますよね。
…多分そういうことで亜也のキャラがこうなったのかな、とも思いますが。
これから自分の病気を知って向き合うにつれて、もっと人間くさい苦悩や葛藤や嫉妬や汚い部分も見せてくれるようになるのかな。そのへんに期待します。
遥斗の設定も一昔前の少女マンガみたいでどうもアレなんですが、遥斗の役どころがそのものズバリ「夢」「理想」「青春」なので、これはこれでいいのかしら。そう考えると、ドラマ版の亜也も「実際には経験できなかった運動や恋を経験させてあげたかった」というお母様の願いを汲んだものになってるらしいから、じゃあこんなキレイな人間に描かれていてもそれはそれでいいのかしら。むむむ…。
なんだか、フィクションの部分とノンフィクションの部分とが上手くバランスがとれてない気がして、ちょっともやもやします。あくまで個人的な意見ですけど。
でも、原作と切り離して見れば、すごく丁寧に描かれたいいドラマだとも思える。特に薬師丸さん演じるお母さんがすごくいい。携帯の留守電に残された亜也のメッセージを聞いて涙するとこなんて、かなりうるうるきました。
あとどうでもいいけど、エリカちゃん藤原竜也は似てると思う。口もとが特に。