1リットルSP

楽しみにしていた割にはリアルタイムで見られず、翌日に録画分を鑑賞。いや、堪能。
そして暇さえあれば見ています。
ワタシが遥斗好きだからしょうがないんだけど、本編よりもむしろ今回のSPが好きすぎて、どう感想を書いたらいいのかわからないくらいです。
医者になった遥斗がステキだったことはもちろん、回想シーンも遥斗目線の回想だからか、ワタシが好きなシーンのほとんどが網羅されていて、これからは本編よりもこっちを見返してしまうなぁ。
本編放送時には皆さんが言うほど泣けなくて、ワタシ鬼じゃないかと悩んだこともありましたが(笑)、今回はなぜか普通に泣けました。
自分が親になったから、とかそういう心境の変化が影響しているのかはわかりませんが。(もしもminibonが…なんて、絶対に考えられないし考えたくもない!)
健康な体があってかけがえのない人がいて、普通に明日がくることを、もっと感謝しようと思います。いまだ30分おきのminibonの夜泣きも、健康ならいいか、としばらくは温かい目で見てあげられそう…です。
ワタシが特に涙したシーンは、亜湖が弟を怒るシーンと、亜也が家に電話をかけられなくて「私に出来ることがなくなっちゃうよ」とお母さんに泣きすがるシーン。
…って、実はもれなく遥斗以外のシーンだったりします(爆)。
亮の名誉のために言っておきますと、亮の演技は素晴らしくて胸打たれました。
ただ、ワタシは純粋にこの作品を語るには、あまりに錦戸亮が好きすぎるんだよなぁ…。
だって遥斗のシーンは、表情とか声とか仕種とか、とにかくその一挙手一投足に目と心を奪われてしまって、感動どころじゃないんだもん!

新撮部分、見るまでは不安だったけど、とっても良かったです。
亜也を失った喪失感で心を閉ざした遥斗の死んだような表情もぐっときたし、亜也の両親に「池内と話がしたくなります」と語る涙声にもやられました。切ない…。
だからこそ、みずきに亜也のことを話し終わった後の、心が溶けたような笑顔に心底ほっとしたというか、胸打たれました。最後の胸が張り裂けそうな号泣も…。
麻生遥斗という人は実在しないのに、フィクションだとかノンフィクションだとかドラマだとかそういう垣根を越えて、亜也の分まで生きてね、頑張れ!って心から思えました。
今もどこかに、亜也の思い出を抱えて懸命に生きる遥斗がいるような気になる。亮の演技にはそんな体温を感じます。そこが一番の魅力だと、盲目ながら思っています。多少の滑舌の悪さもリアリティ、みたいな(それは盲目すぎか(笑))。
亮の泣きはやはり神業だと思う。
亜也の手紙を読むところで緩んだ蛇口みたいに瞬きもせずハラハラと流れ落ちる涙も、亜也の日記を読みながら鼻をすすりつつ零す涙も、今回ラストの絞り出すような嗚咽も感情を押し殺した涙声も、どれも胸を引き裂かれそうなほどにたまらなく切なくて………ああ萌え苦しい(爆)。
ただ、せっかくリアリティのある演技が秀逸な亮だけに、台詞が少し勿体無いというか、ワタシだけかもしれないけど「頭でっかち」とか「外ピーカンだぞ」とか、若者はあんまり使わなくない?という単語にちょっと違和感を覚えてしまって、そこだけが残念ポイント。

他には、亮の歩き方が相変わらずというか、ひとりだけウレタンマットの上を歩いてるようなぎこちなさに、てるてる和ちゃんの登場シーンを思い出してみたり。
白衣姿も全然違和感なくて、というかむしろ様になってたと思う!
顔のアップになったときに、光の加減なのか、鼻の下がほんとうにうっすらとですがおヒゲの後みたいな感じに見えたのが、あれから5年後という感じがよく出ててワタシ薄毛好きですけどそれは良かったなと。
あと、本編では思ったより絡みが少なくて残念だった水野先生と遥斗ですが、今回遥斗が神経内科医になったことで、師弟関係になってて絡みが多くて嬉しかった♪
水野先生に「おかえりなさい」って言うところが、なんか新婚っぽくてときめいた!
…って、結局こんな不毛な感想になるのよね〜(苦笑)。