「かちゃくちゃない」

方言シリーズ。
ワタシが今でもよく使うのがこの「かちゃくちゃない」。
これ、共通語に直そうとすると、なかなかビダッとはまる言葉がないのですよね。「苛々する」とか「うっとうしい」とか「煩わしい」とか、頭がぐちゃぐちゃしたり胸がモヤモヤしたりするようなときに言うかなぁ。
例えば、人ごみがすごくてなかなか前に進めないときにも「あ〜、かちゃくちゃねぇ!」とか、部屋が散らかっててどうにもならないときも「あ〜もう、かちゃくちゃねぇ!」だし、勉強や仕事が思うようにはかどらないときも「あ〜、かちゃくちゃねぇ!」…もう、イラっときたらなんでも使います。
ただ近年、これによく似たニュアンスの言葉が、これまた若者を中心に出回るようになってしまいました。
そう、「ウザい」です。
「かちゃくちゃない」をあえて一言で言い表すとすれば、やっぱり「ウザい」ということになるのかなぁ…。
でもワタシ、この「ウザい」という響きも言い方も汚らしい不快な言葉を、共通語としても現代語としても認めたくありません。
「かちゃくちゃない」は確かにどんな場面でも使うんですけど、これはあくまで自分自身の感情を表すものであって、「お前、超ウザい」のように、他人に向けて言うような使い方はあまりしないと思うの。…多分。
結局何が言いたいかというと、ワタシは「ウザい」という言葉が大嫌いなんだな(ソコかい)。亮たんがけっこうよく使うのが残念なのですけど、そんな不愉快な言葉を使うのは止めて、できれば今度から「かちゃくちゃない」を使っていただきたい(笑)。
そしてワタシはべビたんが産まれたらきっと、一日に20回は「かちゃくちゃない」を言うんだろうな。それもまた幸せ。