〔関ジャニ∞〕エイトの方向性について考えてみた

アルバムの全体的な感想はといえば、エイトの代表曲である『浪花いろは節』と、現存する彼らの楽曲を詰め込んだためか、多少まとまりに欠けるかな?という感じ。そもそも王道アイドルソングが多かった彼らが、CDデビューにあたって和テイストを全面に打ち出してきたことによって方向性が変わってしまったため、今回のアルバムを作るにあたって『浪花いろは節』だけが浮いた形になってしまった。だからリミックスを後ろに入れてバランスをとるしかなかったんじゃないかと思うんですが。(「冬のリヴィエラ」を入れたのもバランスの問題か、はたまた大人の事情か?)
とはいえ、これはタイトルの『感謝=∞』からもわかるとおり、アルバムの完成度云々よりもファンへの感謝を込めたプレゼントという意味合いのほうが強いアルバムなので、これはこれでいいと思う。すごくいいと思う。
でもこれからは「CDになるだけで嬉しい」なんて言ってられなくなるので、もっと歌唱力を磨いていかなきゃいけないなーとも思うのです。
また、今後本格的に音楽活動をしていくにあたって、今までの楽曲に拘ることなく、せっかく『浪花いろは節』で確立した和テイストを今後も踏襲していくのが得策だとワタクシは思います。だって最初は正直「うわっ!なんだこりゃ?」って思った『浪花いろは節』ですが、インパクトは大だったし、なんだかんだ言って実は珠玉の名曲だったと思うんですよね。で、それを粋に歌い踊る彼らは最高に活き活きしていてカッコいい!とMステで『冬のリヴィエラ』と『いろは節ロック』を歌う彼らを見比べてそう思ってしまったんですわ。
ワタクシは、エイトの武器は、鬱陶しいくらいのはっちゃけ感とか我が我がの目立とう精神とか、そんないい意味での「泥臭さ」だと思うのです。「元気な大阪のあんちゃんらがなんかおもろい歌うたってるわー!え、この子らジャニーズなん?」っていう感じ。これは、どこのグループにもない彼らのオリジナルカラーだと思うので、ここを全面に押し出していっていいと思う。
昔っからのエイトファンには「そんなのエイトじゃない!」と言われてしまいそうですが、エイトの男くさい骨太感と、8人という大所帯を存分に活かせるのが、『浪花いろは節』でその片鱗を窺わせた『祭りテイスト』だとワタクシは思うんですよねー。「祭り」と言っても、飲めや歌えやの宴会テイストではなく、あくまで「ねじり鉢巻そろいの浴衣」の男くさいいなせな感じ。気分は裸にふんどし、みたいな(あくまで「気分は」です。ホントにそんな格好されたら泣きます)。リードボーカルが朗々と歌い上げ、サブボーカル隊が掛け合いの応酬で花を添え、ラップ隊による言葉遊び、盛り上げ隊による手拍子(笑)、それに三味線&和太鼓なんてもうサイコー!どうですか、『祭りテイスト』って見所聴き所満載だと思いません?エイトにそんな可能性を見出したジャニさんはやっぱりスゴイ人なのかも…。協力してくれたテイチクさんもね。
エイトの十八番である『買い物ブギ』『お祭り忍者』『日本よいとこ摩訶不思議』なんて、CD化してくれてもイイくらいワタクシは好きです。
そんな感じで法被や浴衣でビシッと日本男児を気取って、時々はへブンリーとかEdenとか歌って泣かせてくれたらもうサイコーです。一生ついていきます。
まぁ好き勝手いろいろ書きましたけども、とにかくエイトには、「次は何をやらかしてくれるんだろーな?」っていうワクワク感を常に感じさせるグループでいてほしいんですよ。『浪花いろは節』を超える曲ってかなりハードル高いですが、来年の新曲に期待大です!
……すみません、少数意見なのは百も承知でございます。
ついでに、今までの楽曲ももちろんCD化してほしいです。←上記を全て覆す意見(笑)。