ドラえもん

昨日、現レギュラー声優陣による最後の放送を見ました。
テレビ放送を見たのは久々だったのですが、背景の描き方や諸々の表現の仕方に変な小技や小ネタが入っていて、なんだかワタクシの知ってるドラえもんじゃなくなってて少しガッカリ……。
脚本に関しては、レギュラーの5人だけじゃなく、準レギュラー陣も全て交代ということで、いろんな人をムリヤリ詰め込んだ結果こうなったであろうから、何も言う事はありませんが。餞っつうことでね。
そもそもマンガやアニメに疎いワタクシですが、子供の頃はそれなりに見たり読んだりしていて、中でも好きだったのは映画版の、いわゆる『大長編ドラえもん』でした。
初めて親に連れて行ってもらって観た映画は『ドラえもん/のび太の魔界大冒険』だったし、その後も『パラレル西遊記』くらいまでは毎年観に行ってました。映画の原作本もほとんど持ってました。『海底奇岩城』(こんな字だったっけ?)ではバギーちゃんに泣かされましたし。今はさすがに手元にありませんが、けっこう大事に持ってた気がする。『少年SF短編集』という、ちょっと不思議でシュールな短編を収録した単行本も好きでした。ちなみに、藤子不二夫が定義するSFとは、〔S=すこし・F=ふしぎ〕なお話のことだそうですよ。ほほー。
最近では、レンタル屋さんで借りてきた短編映画『のび太結婚前夜』『帰ってきたドラえもん』『おばあちゃんの思い出』『ぼくの生まれた日』に、夫婦揃ってもれなく泣かされました。←安上がり。
小学生時分に、初めてファンレターというものを書いたのも、藤子不二夫宛でした。2年後くらいに年賀状が届いて嬉しかった(笑)。…今思えば、印刷のイラストに印刷のサイン、表の宛名も明らかにアシスタントが書いたであろう量産タイプの代物でしたが(苦笑)。
ワタクシは、『プロゴルファー猿』や『笑うせぇるすまん』のような、おどろおどろしいAさんの絵よりも、『ドラえもん』や『エスパー魔美』のようなすっきりとしたFさんの絵のほうが好みだったので、Fさんが亡くなった時は残念でした。後にFさんが、何十年分にも相当するドラえもんのネタを書き残していた事を知り、心底感動したり。
Aさんは、ワタクシが某専門学校に通っていた頃、一度だけですが特別臨時講師として招かれ、お話を伺ったことがあります。
……内容を覚えていませんゴメンナサイ(苦笑)。
そんなわけで(?)、子供の頃から慣れ親しんだドラえもんの声優陣の一斉交代劇は、感慨深いものがあります。
はじめはどうしても慣れないとは思いますが、サザエさんのカツオにもうなんの違和感もないように、ドラえもんもそうやって自然と受け入れられてゆくのでしょうな。
ひっそりと、見守りたいと思います。
ジャイアンが14歳っつうのは、オドロキ!!